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Sambaで一番困難なのは、環境設定です。 機能も豊富なので、環境設定もバリエーションが豊富です。 ここでは、代表的な設定の説明と、今回、設定した値を紹介します。 また、SWATのトップページからは、オンラインヘルプを見ることが出来るので、そちらも参照して下さい。 SAMBAのグローバルな値を設定するには、SWATを開き、全体設定をクリックします。 該当のページの設定値は全てではないので、更に詳細情報を見るには、詳細表示をクリックします。 workgroup(ワークグループ) Sambaの属する(あるいは、クライアントへ応答する)windowsワークグループ名もしくは、windowsドメイン名を指定します。 windowsで使用しているものと同一である方が良いでしょう。 server string(サーバ文字列) windos等でブラウジングした場合に表示されるSambaサーバーのコメントです。数文字程度の短い説明文を任意で入れるとよいでしょう。 security(セキュリティ) securityは、共有リソースにアクセスする際のセキュリティーモードを設定する非常に重要な項目です。 セキュリティーモードは、以下の四種類があります。 それぞれ、構築しているネットワークの環境や、これから作成するネットワークの状態から適切な値を選択してください。 security=user(ユーザー認証モード) ネットワークの中にSambaサーバーやwindows NT/2000 Serverが無い場合に、選択します。 ユーザーがこのSambaサーバーを利用する場合、Sambaを動作さるには、RedHat上でのアカウントとSamba接続用のパスワードが必要になります。 security=domain(ドメイン認証モード) ネットワークの中に既にNTドメインがあり、そこにsambaサーバーを追加する場合に指定します。 ユーザー認証は、NTドメインが行いますが、接続するためのアカウントをRedHat側で作成する必要があります。 security=server(サーバー認証モード) ネットワーク中に既にSambaサーバーやwindowsによるワークグループがある場合、そこに新設Sambaサーバーを追加する場合に選択します。 この時、新設Sambaサーバー側のRedHatには、アカウントは必要ですが、パスワードの設定は、不要です。 私の場合、今回の設定値は、これを採用しています。 security=share(共有認証モード) ユーザーがパスワードだけでSambaサーバーを利用できるモードです。 小規模な環境等に向いています。 該当の設定値は、今後のバージョンでは、使われなくなる方向にあるようです・・・ encrypt passwords(パスワードを暗号化) 暗号化されたパスワードを使用するかを指定します。 最近のwindowsでは、暗号化されたパスワードが必須になっているので、YESを指定します。 update encrypted(暗号化パスワードに更新) こちらも同様にYESにします。 map to guest(ゲストマップ) linux側にユーザーアカウントが無い場合に、guestユーザーとして接続するかを指定します。
domain logon(ドメイン ログオン) l該当値をYESにする事により、ユーザーは、Sambaサーバーが管理するドメインにログオンする事が出来ます。 os level(os レベル) l該当値はMicrosoftのO/Sが内部的に持っているマスタブラウザになる優先順位を表す数値です。 値を65位にする事によって、Sambaサーバーがマスタブラウザとなる事が出来るでしょう。 preferred master(優先するマスタ) l該当値を、TRUEにします。 local master(ローカル マスタ) 該当値を、YESにします。 domain master(ドメイン マスタ) l該当値を、TRUEにします。 wins support(wins サポート) l該当値を、YESにします。 YESにする事により、WINSサーバーとして機能する事が出来ます。 同じネットワーク上にSambaサーバーを追加する場合は、この値を有効にしないようにします。 全体設定の変更が完了したらな、ページの先頭に戻って、設定変更ボタンをクリックします。 SWATで設定した値は、/etc/samba/smb.confに反映されます。 /etc/samba/smb.confの設定例に関しては、こちらを参照して下さい。 |
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